遺伝子幹細胞再生治療学は2023年1月に大阪大学医学系研究科の寄附講座として開設されました。
研究室のメインテーマは遺伝子導入脂肪由来幹細胞を用いた脳梗塞や脊髄損傷における画期的な治療法開発ですが、このテーマを達成するためにも、どのような遺伝子を導入すれば最も効率的な治療効果が得られるか、これまでには試されたことのなかった分子も含めて解析していく必要があると考えています。また、脳梗塞のようなcommon diseaseにおける再生医療においては、比較的簡便で効率的な遺伝子導入方法の確立も必要です。
その他のテーマとして、自己免疫疾患やがんなどへの遺伝子導入脂肪由来幹細胞の応用と、我々がこれまで検討してきた炎症制御ペプチドの脳梗塞や肺線維症への臨床応用を目指した研究も進めています。
開設されたばかりでメンバーはまだ少数ですが、様々な研究室とのコラボレーションをとおして、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」研究室を目指しています。
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