開設4年目を迎えて
2023年1月に寄附講座として開設された当講座は、おかげさまで無事に4年目の歩みを進めております。これまで多くの皆様に温かく支えていただいたことで、脂肪由来幹細胞を基盤とした研究は大きく進展し、当教室として着実に成果を創出しております。
研究面では、共同研究先である株式会社ASメディカルサポートより供給された細胞の詳細な解析を通じて、細胞から分泌される肝細胞増殖因子(HGF)が脳梗塞治療において重要な役割を担うことを基礎研究にて新たに見出し、学会発表等を通じて発信してまいりました。さらに、脳梗塞における新規炎症制御分子FAPを同定するなど、独自性の高い成果を報告しております。
また、炎症制御ペプチドMHP1については、本学整形外科との共同研究により、変形性関節症や骨粗鬆症に対する有効性を見出しており、さらなる展開が期待されています。加えて、腫瘍免疫制御を標的とした新たながん治療研究においても論文が受理されるなど、基礎研究から臨床応用を見据えた成果が着実に結実しつつあります。
少人数ながらも高い機動力と連携力を強みに、教室員一人ひとりの挑戦が具体的な形となって現れています。これからも、研究成果を速やかに臨床の現場へと橋渡しし、実際の医療に貢献できるよう、さらなる研究の加速を図ってまいります。
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